母子心中の事件を受けてー文京区の産後ケアが足りていたか検証してみる

文京区で、母子4人心中

文京区で、なんともやり切れない事件が起きてしまいました。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3483141.html

3人の子どもを自分の手で殺めて、その後自殺した親子のこと。

一番下のお子さんは、生後8ヶ月だったそう。家族は、約3年前に新潟から東京に転居してきたそうで、周りに親しい友人やサポートできる人も少なかったのかな。夫は朝帰りするほどの多忙な様子で、一人で3人の育児に、精神的にも体力的にも限界まで追い詰められてしまったのかな。

考えれ考えるほど、辛くなる。



そして、生後8ヶ月の赤ちゃんを抱えていたという点が、とても気になってしまった。「産後うつ」の状態であったんじゃないか、そんなことも考えてしまう。

産後1年未満の自殺、2年間で102人

年々産後うつで自殺する数は増え続けているようで、2015~16年の2年間の間に、産後1年未満に自殺した女性の数は102名も。

2015~16年の2年間に妊娠中や産後1年未満に自殺した女性は全国で102人いたとの調査結果を、国立成育医療研究センターなどのチームが5日、公表した。(出典:毎日新聞

文京区は、親子を救えなかったのか

行政は、何かしらのサポートを彼女にしてあげられなかったのか・・・悔やまれます。

文京区の行政の産後の支援が、十分なものであったのか、疑問に感じてきたので、今回調べてみることにしました。

文京区の「ネウボラ事業(妊娠から出産、子育て期にわたる切れ目ない支援事業)」として、以下の8つの事業が行われています。

1)新生児沐浴指導事業

助産師が自宅に来てくれ、各家庭の状況に応じた沐浴の指導をしてくれます。対象は、文京区内在住で、生後27日以内の赤ちゃんのいる家庭。費用は500円。

2)サタデーパパママタイム

子育てを始めたばかりのパパ、ママ同士で交流の機会が設けられています。同時に、保健師や助産師による育児相談も実施。対象は、生後0~3か月のお子さんとその保護者(兄姉の参加不可)。
内容は、子育てミニ講座、パパママ交流、保健師・助産師による育児相談になっています。

3)赤ちゃんとママのホッとサロン

助産師さんに赤ちゃんのお世話の仕方や、ママの産後の体についてなど、ゆったりと相談ができるサービスです。助産師のミニ講座もやっています。
対象は、生後0~4か月の赤ちゃんと、赤ちゃんのお世話や過ごし方や、産後の体調回復に不安がああるけど、家族等から十分なサポートが受けられない産婦。

4)産後のセルフケア&バランスボール教室

産後の身体とこころを整えることを目的とした、赤ちゃんと一緒に参加できる教室が開催されています。担当講師は、NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターで、バランスボールエクササイズ、コミュニケーションワーク、セルフケアなどを体験できます。費用は、無料。
対象は、文京区在住の産後2~3か月の産婦。
と赤ちゃんで、医師より運動を制限されていない人。参加は1回のみ。

5)宿泊型ショートステイ事業

助産院や病院に宿泊して、産後ケア、育児ケアを受けられるサービスです。

対象は、生後3か月以内の赤ちゃんと、家族からの援助が得らない状況で、産後3か月以内の間に「体調不良」や「育児不安」等がある文京区在住の産婦。事前の利用登録申請は妊娠8か月以降から可能。

宿泊中の内容は、母体ケア(母体の健康観察、乳房のケアなど)、育児ケア(乳児の健康観察、体重・栄養等のチェックなど)、育児指導、授乳指導、沐浴指導など。

実施施設は、八千代助産院(1泊2日18,000円)と、東都文京病院(1泊2日6,000円)。
八千代助産院では、家庭的な環境の中で、助産師が産後ケアと育児支援を行ってくれます。ただ、医療行為の必要な場合は利用できないとのこと。
東都文京病院は、産科病棟でのショートステイができ、医療スタッフがチームでサポートしてくれます。その中で医療行為がある場合は保険診療が適用されます。

6)母乳相談・母乳指導事業

母乳指導(訪問型)と母乳相談(外来型)が受けられるサービスです。
対象は、どちらも産後119日以内の産婦。
母乳指導(訪問型)は、自宅に助産師がきてくれ、指導してくれます。1回のみで、費用は500円。
母乳相談(外来型)は、実際に八千代助産院に行って、相談を受ける方法です。3回まで可能で、費用は、初回1,800円・2~3回目1,500円。

7)助産師出張相談(産後ケア相談事業)

助産師が自宅に来て、産後の心身のケアや育児全般についての相談にのってくれるサービスです。
対象者は、産後119日以内の方(1人3回まで)。
費用は、3000円。

8)ネウボラ相談

妊娠・出産・子育てに関する悩みについて無料で相談(電話か対面)にのってくれるサービスです。
対象は、文京区内在住の妊産婦。保健師相談と助産師相談があります。

ネウボラ事業での対象が、産後4ヶ月くらいまでの産婦ということがわかりました。

それ以降の支援はどうなっているのでしょうか。と、そんなことを確認したくなりました。

検証の続きは、次回以降の記事で書きます。

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まゆみん

まゆみん

6歳(息子)と4歳(娘)の子育て中ママ。フリーで時々デザインの仕事をしながら2人の子育てに幸せながらも奮闘する日々を送り、2人目が幼稚園に入園を機に、のびのび子育てをテーマにしたWEBマガジン「nobico.jp」を開設。




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まゆみん

6歳(息子)と4歳(娘)の子育て中ママ。フリーで時々デザインの仕事をしながら2人の子育てに幸せながらも奮闘する日々を送り、2人目が幼稚園に入園を機に、のびのび子育てをテーマにしたWEBマガジン「nobico.jp」を開設。