それで、保育園ってはいれるの?



「保育園!!!私たち声をあげます!」

『保育園落ちた、日本死ね』のブログが国会で取り上げられたのは2016年。

時の首相が「匿名のブログを引用されても、本当に落ちたひとがいるのか」と国会で発言し、「あ、落ちたの私(の子ども)です」という保護者たちの声を受け、「保育園!!!私たち声をあげます!」アクションがはじまった。

今年も2月22日に「保育園!!!私たち声をあげます!」アクションが行われた。

様々な立場の母親の声を届けて

記者会見では、両親ともに教職員で4月からの担任も決定しているのにも関わらず、認可園一次募集に落ち途方にくれ、焦る母親の声。

2年間保育ママに預け、やっと認可園の合格通知をもらい思わず涙がでたという母親の声。

3歳で預けたら、「あの子どうして保育園受かったの?」「うちは0歳でいれたのに」「『ちゃんと』働いてるの?」という周囲の声におびえながら通わせる母親の声。

保育事故で娘を亡くし、楽しく保育園に通う息子をみるたびに「娘にもこんな思いをさせてあげたかった」と辛い心情を吐露する母親の声。

「乳幼児突然死症候群(SIDS)ですか?」

議員要請では、初めて与党議員に直接会うことができた(なんと一昨年も去年も、声をかけても会うことすらできなかった!)。

そこである与党議員に「娘が保育園のお昼寝中に亡くなって」と母親が話しかけたところ「乳幼児突然死症候群(SIDS)ですか?」と質問してきたのである。

内閣府の保育事故データベースでは、平成28年におきた保育事故13件のうち、SIDSは0件である。保育事故はSIDSで説明できないことは、すでに明らかになっている。

娘を保育所で亡くし、保育事故をなくそうと国会に足を運び、勇気を出し国会議員に話しかけた母親に対し、なんて愚かな質問だろうか。

これがこの国の現状である。

絶望感が、いまの子育てにはある

子育てはしんどい。私自身、子育てをしていてそう感じる。だが、子育てしんどいと言葉にすることは、子どもの面倒をみたくないと言っているわけではない。子育てに疲れたそぶりをみせると、自分の母や夫の家族、地域のひと、はては夫からも「子どもがかわいくないのか」と暗にメッセージを伝えてくる。かわいいのはいまだけなのよ、と。

そんなことはわかっている。だがいま現在、子どもをめぐる環境はあまりにも悪くないだろうか。子育てに対して、あまりにも周囲は無理解で無知ではないだろうか。

保育園落ちた日本死ね、は確かに激しい言葉だ。でもそんな激しい言葉でしかあらわせないような、絶望感が、いまの子育てにはある。

その時まで、保育アクションはなくならない

保育園おちた、保育園にはいることをあきらめた、夫にはわかってもらえない気持ちを表現するために、保育アクションはある。希望する全員が適正な保育料、安全が保障された公立保育園にはいれる時まで、保育アクションはなくならないだろう。

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山田知章

山田知章

子どもがひとり。2人目がなかなかできず、特別養子縁組を考えはじめている。夫婦別姓にも興味あり。 妊娠で雇い止めにあい、専業主婦を少し。なんとか保育園に入れることができ、現在は就労中。 子どもとの日常をストーリーにあげるのが好き。
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