児童虐待年間300件越えの板橋区、独自の児童相談所を開設決定へ

板橋区に、児童虐待解決のための新施設がOPEN

板橋区では、年々増加傾向にある児童虐待に対する効果的な対応を可能にするため、児童相談所子育て支援業務の機能をあわせた「(仮称)板橋区子ども家庭総合支援センター」を設立することを発表しました(1/30付)。開設時期は、平成33年度中を予定しているそう。


虐待された子の一時保護所にも

開設が決まった「(仮称)板橋区子ども家庭総合支援センター」は地上3階建てで、センター内には、子育てに関する”総合相談窓口”と、虐待された子どもたちを一時的に保護する”一時保護所“(定員30人程度)などが設けられるとのこと。

年間300件以上の児童虐待

板橋区によると、板橋区内の児童虐待通告受理件数は24年度に220件だったのが、25年度以降、年間300件を超える事態が継続していて、その状況や対応は深刻化しています。

板橋区には児童相談所が1つもなかった

板橋区には6万人ほどの子どもたちが暮らしていて、児童虐待数も年間300件を超えているというのに、これまで板橋区で児童相談所という存在がなく、「子ども家庭支援センター」がその役割を一部(権限不足)担ってました。

また、もう一つ、板橋区、北区、荒川区のエリアをまとめて管轄する東京都の「北児童相談所(一時保護施設なし)」がありましたが、板橋区担当の児童福祉司は7名のみ。

北児童相談所での虐待に関する相談が、976件数のうち板橋区479件半数以上を占めるほど板橋区で児童虐待数は多く、このような状況下では到底対応が追いつかないというのが現状だったという。

東京都には、現在11の児童相談所があります。北児相は、板橋区、北区、荒川区の地域を担当する東京都の施設です。0歳から18歳の13万人を対象としています。児童福祉司は17名で、地域ごとに分けて板橋区7名、荒川北区6名の班体制で業務をしています。人口7万に1人の児童福祉司が目安でしたが、4万に1人おくことに法改正がされています。

板橋区のケースが3区の中では1番多いです。人口が多いので、仕方がありません。北児相での虐待に関する相談は、976件数、うち板橋区479件(速報値、前年は426件)。板橋区の虐待相談の内訳は、心理的虐待205件、身体的虐待92件、ネグレクトと続きます。近年は、住民の認識も高まっていること、警察が通報を受けて民事でも現場に行くケースが多くなったことを受けて、相談件数は右肩上がりとなっています。
(出典:山田たかゆき議員ブログ)

板橋区長、「非常に幅の広い対応ができる」

坂本健区長は、「児童虐待は問題が大きくなる前にいかに把握するかが一番重要」と指摘し、「(児童相談所と子育て支援業務)2つの機能を組み合わせることで、問題になる前にさまざまな相談に応えられる。非常に幅の広い対応ができる」と強調したそう。

参考記事:産経ニュース「児相と子育て支援一体化 板橋区、33年度にセンター開設」

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まゆみん

まゆみん

6歳(息子)と4歳(娘)の子育て中ママ。フリーで時々デザインの仕事をしながら2人の子育てに幸せながらも奮闘する日々を送り、2人目が幼稚園に入園を機に、のびのび子育てをテーマにしたWEBマガジン「nobico.jp」を開設。




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